第7回マリンナレッジサークル(「みなと講演会(紋別)」のフォローアップ)の開催報告

「みなと講演会(紋別)」のフォローアップとして、みなとオアシス「もんべつ」の中核施設である海中展望塔オホーツクタワーやガリンコ号の発着ターミナルである海洋交流館を運営しているオホーツク・ガリンコタワー(株)の職員の方々や紋別市で観光振興を担当している方々と、今後のオアシスの魅力向上について意見交換しました。

開催概要

日 時:2015年2月7日(土)14:00~15:00
場 所:海洋交流館会議室(紋別市)
参加者:
・オホーツク・ガリンコタワー(株)(加藤公之常務、川代悦矢総務部長、村井克詞研究員)
・紋別市観光交流推進室(今泉貴裕副参事、片倉靖次主事)
・みなとオアシス「もんべつ」運営協議会(竹内珠己代表)
・北海道開発局紋別港湾事務所(中村篤所長)
・NPO法人マリンネットワーク(遠藤仁彦理事)

(注)通常のマリンナレッジサークルはNPO会員に参加を公募して開催しますが、今回は「みなと講演会(紋別)」のフォローアップとして紋別の関係者限定で開催しました。

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内容報告

講演会のパネルディスカッションでは、オホーツクタワーの魅力向上の方向性としては“本物”を体験してもらうこと等の話がありました。あらためて、将来を担う方々から見た現状の課題や今後の可能性について懇談したところ、次のような意見がありました。

【オホーツクタワー・海洋交流館等のさらなる可能性】

  • オホーツクタワーを竜宮城のようにしたい。そのためにタワーにもっと魚が集まる仕組みを考えていきたい。
  • ホタテに目があることを知らない人が大半。オホーツクタワーに学習機能を持たせて、“本物”を体験してもらうような教育の場としても活用していきたい。
  • ネットを活用して、北海道外に対してもタワーが教育の場として貢献できる方法も考えられるのではないか。
  • 道立流氷科学館とタワーがさらに連携を強めることによって、魅力を高めることができるのではないか。
  • タワーでオホーツク海の豊かさを体験してもらい、そこで海の幸の美味しさの理由をタワーならではの科学的なアプローチで伝えられると面白い。
  • 海外からのお客様に対しては多言語パンフレットを準備しているが、地域ぐるみのホスタピリティで対応(紋別に住んでいる外国人との連携など)すると、海外旅行客の口コミ評価が高まるかもしれない。
  • 夏場のガリンコ号の活用策として、ホタテ操業見学とか定置網の水揚げ見学に活用し、水揚げした水産物を観光客に食べてもらうような工夫をすると面白いかもしれない。
  • 海洋交流館のインフォメーションセンター機能をより分かりやすく、よりエリアの魅力が伝わる工夫をしていくことが重要である。
  • 予算など制約条件がある中で、まずはできることを実行していくことが重要である。
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みなとオアシス「もんべつ」の中核施設自体にポテンシャルがあること、さらなる魅力向上の可能性が十分あることを再確認できました。また、それらを実現していく上で最も重要と考えられる、熱い想いを持った人材もいることも分かりました。みなとオアシス「もんべつ」が今後益々魅力向上していくことを期待するとともに、マリンネットワークとしても引き続きサポートしていきたいと思います。