「第18回 マリンナレッジサークル(漁村勉強会) in 南かやべ」のご案内

南かやべで生産される白口浜真コンブは,高級コンブとして主に関西方面に出荷されています.江戸期には松前藩により朝廷や将軍家に献上されていたことから「献上コンブ」として知られてきました.北海道のコンブ生産量は約11,000トン(令和4(2022)年 北海道水産現勢より)で,南かやべはその22%にあたる約2,500トンを生産し,現在は養殖生産が主体となっています.その養殖技術は,北海道開発局水産課の委託事業として「促成コンブ試験調査事業(4か年計画)」が昭和41(1966)年に始まり,長谷川由雄博士の指導のもと開発に成功し,昭和44年(1969)年に養殖コンブの生産が始まって以降,安定したコンブ生産を浜にもたらしています.
また,地球温暖化防止に貢献するブルーカーボンの役割が注目されています.コンブは海藻藻場としてCO2を隔離・貯留するブルーカーボン生態系の一つであり,数値化したブルーカーボンをクレジットとして発行し,CO2を排出する企業や団体が購入することで,カーボンオフセットすることができます.
南かやべの水産物・特にコンブの魅力や価値を知り,ブルーカーボンとしてコンブの役割を地域とともに考えることを目的に,この勉強会を開催することとなりました.

勉強会プログラム

日時:2024年3月9日(土) 14:30~17:00
会場:南茅部総合センター 講堂(函館市川汲町1520番地4)
参加費:無料
開催概要はこちらからダウンロードしてください

①開会挨拶 南かやべを取り巻く環境                 14:30~14:50
片石 温美(NPO法人マリンネットワーク理事長)
②講演1  「北海道開発局のブルーカーボンの取り組み」        14:50~15:30
早川 哲也氏(北海道開発局港湾空港部港湾計画課長)
③講演2  (仮)「南茅部の水産物,昆布の魅力」           15:40~16:20
小西 由稀氏(フードライター)
④意見交換                             16:20~16:50
⑤閉会挨拶 高谷 大喜(NPO法人マリンネットワーク副理事長)      16:50~17:00

懇親会 18:30~19:50

会場  ホテル函館ひろめ荘 http://www.hotel-hiromeso.grats.jp/
参加費 6,500円(税込)(当日会場の受付でお支払いください。ただし、ひろめ荘に宿泊される方は、1泊2食(懇親会代含む)16,650円/人となります.

現地見学会

日時  2024年3月10日(日)10:00~12:00 ひろめ荘10:00 バス乗車
見学場所 縄文文化交流センター 10:10~11:00
昆布加工施設    11:10~12:00
お申し込み・問い合わせはNPO法人マリンネットワーク事務局(片石まで)

○申込用紙(こちらからダウンロードください)にご記入の上、2月22日(木)までにお申し込みください
メール(info@marine-network.info) またはFAX(011-859-5353)

○お問い合わせは、メール(info@marine-network.info) または片石の携帯(090-8428-1300)までお願いします。

交通と宿泊のご案内

■南茅部総合センターへのアクセスについて

札幌から参加される方の交通機関にあわせて函館市内~南かやべ間のバスを以下のスケジュールで運行します.乗車を希望される方は勉強会参加申し込みの際に,あわせてお申し込みください.
函館駅,函館空港での乗車場所は改めてご案内します.

日付

区間

3月9日 往路 函館空港12:20→函館駅12:50→南茅部総合センター13:50
3月9日 復路 1便:南茅部総合センター17:15→函館駅18:00
2便:ひろめ荘20:00→函館駅20:50
3月10日 函館駅8:30→ひろめ荘9:20
ひろめ荘10:00→縄文文化交流センター11:00→大船漁港(昆布加工施設視察)12:00→昼食(車中でお弁当)→函館空港12:45→函館駅13:00

■宿泊について
ひろめ荘の手配(1泊2食(懇親会含む)16,650円/人)も可能ですが,申し込み順とさせていただきます.バスも運行しますので函館市内での宿泊も可能です.

■南茅部総合センターとひろめ荘間の移動について
ひろめ荘の送迎バスに乗車いただけます.